漁師たちは、郷土料理店に出てくる鯛飯はあまり食べません。

たぶん、刺身で食べた方が好きだから。

漁師の言う鯛飯は、この炊き込んだ鯛飯です。

鯛の出汁で炊いているので鯛の風味がいっぱいです。ぜひ、天然の鯛で作ってみてください。

1kgぐらいの鯛なら、片身を鯛飯に、もう片身を刺身にしたら、おかずがもう1品できますね。

余った出汁は味噌汁に。
味の素を少々入れると、味がしっかりします。
うちで使っているのは麦みそです。市販のものを使っていますが、手作りしている家庭も多くありますよ。市販のものより少し辛めですかね。

漁師の一般家庭の鯛飯



メニュー名

漁師の鯛飯 2〜3人分




材料

真鯛またはチダイ1尾(500g)、白米2合、
薄口しょうゆ360cc(2/10合)、酒・砂糖各小さじ半分





作り方



米は洗っておきます。
鍋に湯を沸かします。

鯛は鱗を落として3枚に下します。
湯が沸騰したら、あらを入れてひと煮立ちさせて灰汁を取り、ザルで濾して冷まします。




身は皮を付けたまま一口大に切ります。




炊飯器に米を入れ、通常の白飯の目盛りまで鯛の出汁を入れます。
醤油と酒と砂糖を入れて、軽く混ぜ、鯛の切り身を乗せます。
(醤油は、米1合に対して1/10合の比率です。)



炊飯器のスイッチを入れたら終了。
炊き上がったら、軽く全体を混ぜて下さい。

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